おなかの中からずっと聞いているママの声は子どもにとってとっても安心できる、そして聞き取りやすい音です。
ママの声が一番ですが、パパやお兄ちゃん、お姉ちゃんが読んであげても大丈夫。
読んであげるときは、テレビは消してくださいね。
読み聞かせのいいところ
・親子の距離が近いので子どもが安心できる
・文字を読むことに苦手意識を持たなくなる
・言葉、そしてその使い方を覚える
・想像力が豊かになる
・話を聞くという態度が養われる
などなど
書いていくといっぱいでてきます。
私は英語の読み聞かせをしていますが、英語の絵本に限らず、日本語の絵本もどんどん読んであげてください。
最近の絵本もすばらしいものがたくさんありますが、昔話もおすすめです。
昔話には知恵や教訓になることがたくさん書かれています。しかしあまり読んでいないようなんです。
英語を教えていて、「えっ、それ知らないの?」って驚くことがいっぱいあります。
たとえばこれは誰のことを言っているのかという中学生のリスニング問題がありました。
「足柄山」「クマが友達」などと英語で紹介されたのですが「クマ?」「足柄山ってどこ?」「えーっ、足柄山??」といった具合に、「金太郎」自体は知っていても彼がどこにいたのか、どんなお話なのかを知らない子が何人もいます。
まして「一寸法師」は名前も知らないと。「おやゆびひめ」も結構知られていません。
これを知っていないから困るとかはありませんが、ためになることが書かれていたりしますよね。
本を読んでもらうことによって、また読むことによって、ことばや語順、いいまわしなどが自然に身についていきます。
読むことが楽しいと思うようになります。
これも英語を教えていて気付くことですが、最近のこどもたちは文を作ることが苦手です。日本語のです。
「が」「は」「に」などの助詞もないような会話もよく耳にします。
放課後友達と会っても一緒にゲームをすることが多く、また自分もそうでしたが働いているとなかなかゆっくりその日の出来事を聞いてあげる時間がなくて、今の子供たちは会話量がすごく減っています。そのことも文を作ることが苦手になってきている理由の一つだと思います。
また文を読むのが苦手になると入試などの長文を読むことも苦手になってきます。
何年か前にいた中3の生徒に「塾の模試で長文を読むのがめんどくさくなって寝た」と言った子がしました。
聞いたときは「えーっ」と驚いてしまいました。文を読むのが嫌いな子ではありませんでしたが、1枚近くまたはそれ以上書かれている長文を見ただけでうんざりしたんでしょうね。本番ではそんなことはしないでしょうが。
この子でもそうだったので文を読むのが嫌な子になると長文は最初からしない、ということになってしまうかも。
これも本を好きになってほしいなと思う一つの理由です。
以前テレビ番組が観たのですが、子どもが何かを欲しいと言ってきた時、なぜそれがほしいのかをちゃんと説明させて納得させることを言えたら買ってあげるというお母さんがいました。その子はそんなことを繰り返していくうちに、どういえばいいのかを考え、成人してからは自分の意見がきちんといえる子に育っていました。
これもひとつの手ではありますが、身近なところから始められる、また長く続けられるものに読み聞かせがあります。
今日から始めてみませんか?
私はよく英語の絵本を読むときに、つい手が出ちゃいます。
"What a big dog!"と言いながら、腕をいっぱい広げておっきいねーって感じで。
これが良いのか悪いのかは皆さんの判断で…(#^^#)
これがくりくり流です。
ふぁーすとすてっぷは予約制(または登録制)ですが、ハウズさんでのふぁーすとすてっぷネクスト開始前の読み聞かせや若松イオンさんでのわかぴよでの読み聞かせは予約は不要です。最近私の読み聞かせに合わせて来てくださる方が増えてきてとてもうれしく思います。
読み聞かせなどで読んだ本はインスタグラムにUPしています。
よかったら買われる際の参考にされてください。
皆さんが読まれるときは、例えば『はらぺこあおむし』など日本語で知っているお話を英語で読んであげるのも良いかもしれませんね。知らないお話でも絵で何となく想像できるものとか。
私が個人的に好きなものは…
これはイチオシ→Leslie Patricelli の本
ほとんど持っているという…
『No, David!』『GOOD NIGHT GORILLA』
『Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?』
『No, Biting!』
私がhow'sさんでの0歳児からの読み聞かせで使おうと思っているScholastic社の『First Little Reading』シリーズはCDがついているので読むのが苦手なママさんたちにも使ってもらえるかなと思います。
アルクの中には多読を始められている先生方が数多くいます。
私もやっと始める準備ができました。
まずは小学生のレッスンの中で少しの時間、多読の時間を取り入れていくつもりです。
ぷらす生徒さん限定で希望者のかたで多読クラスを作っていきます。
(幼稚園児まではレッスン内の読み聞かせや貸し出しでまず本を好きになってもらうことから始めます)
多読ってそもそもなに?と思われる方も多いと思います。
その名前が示す通り「多く読む」のです。
といっても→→→
「辞書を使わなくて済む程度の優しい英語をたくさん」
「その習慣を緩く長く続けることで」
頭に英語の回路を作っていくというものです。
えっ?と思うくらい簡単なものです。
Oxford Reading Treeではレベル0~3くらいの。
安いものではないので全部を集めることはできませんが、だいぶ集めることができました。
英語多読多聴の背景には「頭に入っていない英語-インプットを受けていない英語-は使うことができない-アウトプットができない」→英語の大量のインプットが英語が使えるようになるための必要条件なのです。
Amazonや書店では中の文や絵が確認できないOxford Reading TreeやScholastic社の本などもお見せすることもできます。
また、自分ではなかなか始めにくいって思われてるかたも、ぜひふぁーすとすてっぷなどの読み聞かせにお越しください!
2022年4月より若松区親子ふれあいルームでも読み聞かせをさせていただくことになりました。
ひとりでも多くの子どもたちに絵本を好きになってもらえたらと思います。
お問合せ→✉
☎080-9144-3478